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(6)紙包装・容器の科学(ISBN: 978-4-931287-36-5)

第1章 紙包装・容器の歴史

  • 1.1 人類の誕生と包装の始まり
  • 1.2 紙の発明が生んだ紙包装・容器の時代
  • 1.3 段ボール・容器の発明と大量生産・大量消費時代の到来
  • 1.4 ライフスタイルの変化と紙包装・容器の多様化・多機能化
  • 1.5 紙包装・容器が直面する地球環境問題
  • 参考文献

第2章 紙包装・容器の分類

  • 2.1 紙・板紙の分類における紙包装・容器関連用紙
  •  2.1.1 包装用紙
  •  2.1.2 段ボール原紙
  •  2.1.3 紙器用板版
  • 2.2 紙包装・容器の分類
  •  2.2.1 紙器
  •   2.2.1.1 材料による分類
  •   2.2.1.2 形式による分類
  •  2.2.2 段ボール箱
  •  2.2.3 紙袋
  • 2.3 容器包装廃棄物における紙系廃棄物の分類
  • 参考文献

 

第3章 紙包装・容器に生産

  • 3.1 製紙産業における基材としての紙・板紙の生産
  • 3.2 包装産業における紙包装・容器の生産
  • 参考文献

第4章 紙包装・容器の設計

  • 4.1 包装の定義と分類
  •  4.1.1 個装
  •  4.1.2 内装
  •  4.1.3 外装
  • 4.2 包装の機能と役割
  •  4.2.1 保護・安全性付与機能
  •  4.2.2 取扱い利便性付与機能
  •  4.2.3 情報伝達・販売促進機能
  • 4.3 使用目的による包装の区分
  •  4.3.1 商業包装
  •  4.3.2 輸送包装
  • 4.4 包装設計の概要
  • 4.5 基材としての紙・板紙の設計
  •  4.5.1 抄紙工程での設計
  •  4.5.2 二次加工工程での設計
  • 4.6 紙・包装容器の設計
  •  4.6.1 紙器の包装設計
  •  4.6.2 段ボール箱の包装設計
  •  4.6.3 紙袋の包装設計
  • 参考文献

第5章 紙包装・容器の基材の物性

  • 5.1 紙・板紙の製造工程と構造・物性
  • 5.2 紙・板紙の巨視的性質と微視的性質
  • 5.3 紙・板紙の構造的性質
  •  5.3.1 紙の基本的構造量
  •  5.3.2 紙の基本的構造
  •  5.3.3 紙の地合と繊維配向、表裏差
  •  5.3.4 紙の空隙構造
  •  5.3.5 紙の表面特性
  • 5.4 紙・板紙の基本的物性
  •  5.4.1 "物性"の解釈
  •  5.4.2 物性を発現させる因子
  •  5.4.3 基本的物性
  •   5.4.3.1 紙・板紙の粘弾性体的性質
  •   5.4.3.2 力学的性質
  •   5.4.3.3 光学的性質
  •   5.4.3.4 電気的性質
  •   5.4.3.5 化学的性質
  •   5.4.3.6 生物学的性質
  • 5.5 紙・板紙の種々の物性値の相互依存性
  • 5.6 紙・板紙のバリア特性
  •  5.6.1 紙・板紙の物性への環境条件の影響
  •   (1) 紙と水分の関係
  •   (2) 寸法安定性とカール
  •  5.6.2 紙・板紙のバリア特性
  •   1) バリア特性
  •   2) 気体の透過
  •   3) 液体の透過
  •   4) バリア特性および抵抗性を付与する方法
  • 5.7 複合化素材の物性
  •  5.7.1 ポリマーフィルムの物性
  •  5.7.2 金属箔の物性
  • 参考文献

第6章 紙包装・容器のための加工の科学

  • 6.1 紙・板紙の加工工程の概要
  •  6.1.1 前処理工程
  •   (1) 前処理工程の目的
  •   (2) 前処理のよる変化する紙・板紙の性質
  •   (3) 前処理薬品と効果
  •   (4) 前処理のための塗布装置
  •  6.1.2 加工工程
  •   (1) 目的
  •  6.1.3 加工における物理化学過程
  • 6.2 基本的な加工技術と物理化学的過程
  •  6.2.1 塗布・塗工
      1) 分散塗工法に関わる物理科学的諸理論
  •   2) 押出し塗工法に関わる物理科学的諸理論
  •  6.2.2 蒸着法
  •  6.2.3 貼り合わせ法
  •  6.2.4 含浸
  • 6.3 加工技術の分類と体系化
  •  6.3.1 加工基材に対する加工材料の輸送現象に関して
  •  6.3.2 加工基材と加工材料の結合力に関して
  •  6.3.3 相変化の関与の有無に関して
  •  6.3.4 関与する物理化学的過程に関して
  •  6.3.5 加工により発現する機能に関して
  • 6.4 紙・板紙の成形の科学
  •  6.4.1 成形の目的
  •  6.4.2 成形処理の分類
  •  6.4.3 成形工程の理論的諸問題
  •   (1) 成形におけるシートの可塑性の問題
  •   (2) 罫入れと層間剥離現象の問題
  •   (3) エンボス加工に伴う問題
  • 6.5 紙・板紙の接着の科学
  •  6.5.1 接着の定義
  •  6.5.2 紙加工における接着の特徴
  •  6.5.3 紙加工における接着に影響する因子
  •  6.5.4 紙加工における接着の実例
  •  6.5.5 紙加工における接着性能の向上法
  •  6.5.6 接着と粘着
  • 6.6 紙・板紙の印刷の科学
  •  6.6.1 包装における印刷の役割
  •  6.6.2 包装における印刷の特長
  •  6.6.3 包装における印刷方式
  •  6.6.4 包装における印刷効果の発現
  • 参考文献

第7章 紙包装・容器の物性

  • 7.1 包装材料に必要な紙・板紙の物性
  • 7.2 紙・板紙の構造力学
  •  7.2.1 材料力学と構造力学
  •  7.2.2 紙・板紙の構造力学的な把握
  •   1) 曲げこわさ
  •   2) 圧縮強度
  •   3) 面外強度
  • 7.3 紙包装・容器の動的粘弾性
  • 参考文献

第8章 紙包装・容器の製法

  • 8.1 紙器
  •  8.1.1 紙器設計と製紙科学
  •  8.1.2 紙器用原紙
  •  8.1.3 紙器用板紙に要求される品質特性
  •  8.1.4 紙器の形式
  •  8.1.5 紙器の製造方法
  • 8.2 段ボール箱
  •  8.2.1 段ボール・段ボール箱の設計と製紙科学
  •  8.2.2 段ボールの製造工程
  • 8.3 紙袋
  •  8.3.1 重包装用紙袋における成型工程と理論
  •  8.3.2 軽包装用紙袋における成型工程と理論
  • 参考文献

第9章 紙包装・容器の機能

  • 9.1 紙・板紙の基本的機能と新たな機能化法
  • 9.2 物性機能と感性機能
  • 9.3 紙包装・容器と機能紙
  • 参考文献

第10章 紙包装・容器の製品

  • 10.1 新たな分類法による製品
  •  10.1.1 使用目的による分類
  •  10.1.2 使用法・使用規模による分類
  •  10.1.3 包装対象による分類
  •  10.1.4 包装の後処理による分類
  • 10.2 最新の事例
  •  10.2.1 リキャップ付き紙容器包装
  •  10.2.2 フレキシブルパッケージ
  •  10.2.3 鮮度保持包装
  •  10.2.4 パルプモールド包装
  •  10.2.5 オール段ボール包装
  •  10.2.6 ブリスターパック包装
  • 参考文献

第11章 紙包装・容器の評価法

  • 11.1 紙・板紙の評価法
  • 11.2 紙包装・容器の評価法
  • 11.3 紙包装・容器に関する法規制
  • 参考文献

第12章 紙包装・容器を取り巻く諸問題と法規制

  • 12.1 包装廃棄物に関わる多様な問題
  • 12.2 包装廃棄物に関する法体系
  • 12.3 包装と廃棄物問題
  • 12.4 容器包装リサイクル法
  • 12.5 包装廃棄物の再商品化
  • 12.6 環境負荷低減のための包装の変更
  • 参考文献

第13章 「紙の科学」から見た「包装科学」、「紙包装・容器の科学」の可能性

  • 13.1 イギリスの基礎研究シンポジウム(FRS)に見る包装科学
  • 13.2 フィンランドの書籍に見る包装科学
  • 13.3 東京大学製紙科学研究室に見る包装科学
  • 13.4 国際包装会議に見る包装科学
  • 13.5 「紙包装・容器の科学」と「包装科学」の可能性
  • 参考文献

第14章 紙包装・容器の将来

  • 14.1 技術的視点から見た将来
  • 14.2 社会経済的視点から見た将来
  • 14.3 文化的視点から見た将来
  • 14.4 地球環境問題の視点から見た将来
  • 14.5 情報化の視点から見た将来
  • 14.6 グローバル化市場から見た将来
  • 参考文献
  • エピローグ
  • 索引